できない生徒の問題用紙はたいへんきれいである。全く汚れていない。さすがに数学は計算の跡が残っているが、他の教科はきれいなもんである。本当に解いたのかと疑ってしまう。一方、できる生徒はそれなりに汚れている。本文に線を弾き、キーワードを丸や四角で囲み、メモをして、自分で簡単な図を書き、いわゆる「問題と格闘」した形跡が見られるのである。汚せばいいというわけではないが、線を引いたりメモしたりするだけでも思考が進む。ややこしいことを簡単な図に表すことで、情報がまとまり思考のスピードはアップする。モヤモヤ状態を脱出することができるのである。
問題用紙1枚とってもできる生徒とそうでない生徒の違いは見事に現れてるのである。