TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

ワークを放置してしまうと・・・

 多くの学校では、英語や数学は教科書準拠の問題集を持たせており、生徒はそれを試験当日に提出しなければならない。その時にもよるが、ページ数は20~30ページ程度か、場合によっては40ページ程度になることもあるだろう。基本的には学習内容の定着をはかるためのものだが、意外と難易度の高い問題が多い。だから、これを直前までやらずに放置してしまうと、たいへんな目にあう。定期考査で大きな失敗をする生徒はこの放置が原因となることが多い。試験の直前は総合的な演習をしたり、弱点補強をしたり、と仕上げの勉強が重要になる。しかし、直前に放置したワークに時間を割くことになると、やりたい勉強が何もできなくなる。本来、このワークをすることも試験勉強であるはずなのだが、なぜか、仕上げることが目的になってしまい、内容理解というよりも一作業になってしまうのである。だから、そうならないように、普段からこまめにやればいいだけの話だが、残念ながら、なかなか難しい生徒がいる。まだ、子供だから一度や二度の失敗は大目に見れるが、同じ過ちを三度目以上繰り返すとさすがに、雷を落とさなければならなくなる。

 さて、今回の期末はどうだろうか、心配な生徒には時間を設けてやらせているので、大崩れはないと思われるが、期末は科目数が多いので何かと心配である。