TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

いよいよ発表

今日の午後は奈良公立の一般選抜の発表日です。

毎年経験していますが、苦しいですね。

何度経験しても慣れるものではありません。

本当にこの緊張感はただごとではありません。

特に番号が掲示される瞬間は目眩を起こすほどです。

さあ、今年の発表はどうなるか…

 

 当然ですが塾としては不合格は出したくありません。

全員に合格して欲しいのは言うまでもないことです。

でも、残念ながらその思いが強すぎるあまり強引な進路指導がなされる塾があります。合格率を上げるために受験校をより安全なところに変更させるということです。

「絶対に公立」という希望を持つ家庭にはありがたい指導になります。

しかし、「覚悟はできている」「挑戦したい」「可能性がゼロでない限りやってみたい」という生徒や保護者の方も多くいます。そういう思いをことごとく無視して塾の体裁だけ、先生の満足のために歪んだ指導があるようです。しかも、場合によってはかなり強引に誘導させることもあるようです。そのような強引な指導を受けた生徒はこの入試で何を学ぶのか…次の大学入試や今後の節目となるものに対して挑戦することができるようでしょうか…いろんなことを考えてしまいます。

 

 高い合格率を謳う塾はたくさんありますが、HPやチラシでは分からない様々な背景があるものです。可能性がゼロではなく、本人や保護者が納得しているのであれば挑戦させてあげたいですね。