TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

区別すること

「work」をいつまでもウォークと発音する生徒がいる。もちろん、そういう生徒は「walk」をワークと発音する。中1段階ではこの件はやっぱりややこしく、発音とスペルの関係も理解するほど単語が出ていないので、自ら法則を見つけることもできない。しかし、このややこしいところをバシッと区別することができるかどうかが、今後できる生徒になるかどうかの分かれ目である。

 

何度も間違いながら、間違えてしまう自分にイライラしながら、こじつけてでもいいから区別しようとする生徒はできる生徒に成長していく。しかし、「意味が分かればいい」というレベルで満足し、このややこしさと格闘しなかった生徒は、その後、永続的に同じようなややこしいことに翻弄される。そして勉強が嫌になるのである。

中3になっても、この区別ができていない生徒は、たいへんなレベルの学力で留まっているものだ。一般的には手遅れである。(それでも私はなんとかしますが。)

 

だから、中1の段階で、単に「work」と「walk」を区別できればいいのではなく、このレベル事に徹底的に立ち向かう生徒にしていかなければならない。間違えたら厳しく叱責し、常に訂正をし続けなければならない。やさしい注意でやりすごしていても生徒にこの重大性は伝わらないのである。

 

小学生とは違い中学以上の勉強は大量の知識を身につける必要がある。そしてその知識を整理して、明確に区別や分類ができるかどうかが重要なのである。

中1はしばらかくこのレベルの事にこだわって指導する時期になった。中2に上がるまでに徹底的に厳しく指導したい。