TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

中間対策授業終了

 開校して初の定期考査対策が終わった。結果はまだ全部がわかったわけではないが、納得のいく結果ではない。指導をするうえで反省しないといけない点、改良しないといけない点が明らかになった。もちろんいい点もある。今回の対策授業を通して生徒のことや各中学校の様子もかなり深くわかり、次回の対策授業に活かせる手応えは感じている。

 

 さて、対策授業を通して普段と比べるとかなり長い間生徒に関わった。生徒の勉強の様子もじっくり観察した。まとめているノートやワークなどあらゆるものに目を通した。課題を出してテスト繰り返し達成度を確認した。達成度に満たなければ再テストで追いかけた。そうすることで、生徒の性根の部分がはっきりと見えてくる。「勉強やテストに対する真面目さ」「粘り強さ」「集中力」など。もちろん普段の授業でも見えている部分あるが、はっきりと見えるのである。特に長時間の勉強をさせると「粘り強さ」や「集中力」ははっきりする。中1は2時間も勉強するとやっぱりすぐに音をあげる生徒が多い。中2はさすがにそれくらいではへこたれない。3時間以上の学習にも十分耐えうる。いつも思うが1年違いは大違いである。驚くほどの大きな差を感じる。それにしても勉強以外にすることのない塾で、そのレベルの集中力だから、家庭学習になると、もうたいへんな状態だと思う。たぶん家では30分ももたないでしょうね。ありありと分かります。

 まあ、そういう状態ですが、特に中1は先生に指示され、叱られ、圧力をかけられて勉強を進めるうちに段々達成度があがり、集中力が上がってくる。勉強の中の無駄も減ってくる。同時に自分の勉強に対する責任感も大きくなってくるのである。だから中間対策が始まった頃と終了近くの様子は全く違う。短い期間だが確実な成長が見られた。

 この成長を次の期末対策でどう伸ばすかが我々の課題だ。それができるときっと点数に現れると確信している。生徒によってはかなり時間がかかりそうですが、楽しくなってきた。期末対策が楽しみだ。