TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

しゃべりなさい。

中3のクラスはたいへん仲が良い、そしてたいへん明るいのが素晴らしい。小5小6は人数は少ないがこれまた仲が良い。特に5年と6年の関係が大変良い。学年の垣根が全くなく自然に交流している。もちろん、小学生なので先輩後輩の堅苦しい関係ではない。9月になって急激に仲良くなった。

しかし、少し寂しのは中2の学年。たいへん大人しく、友達の輪が広がっていかない。座席を調整してやや話しやすい環境を作ってあげたが、まだ固い。新クラスが始まった直後の静けさがいまだに続いている感じだ。更に休み時間も静かである。少しの会話があるがひそひそレベルである。それでも女子はまだ会話を交わすのだが問題は男子。男子3人が一列に並んで座っているが何も言わない。言おうとしない。今日、その様子を見ていて私はついに辛抱できなくなり、男子に向かって「君たちしゃべりなさい。会話をしなさい。せっかく隣にすわっているのだから仲良く話をしなさい。」というようなことを言った。さすがに3人とも笑っている。自分たちもおかしな空気を感じていたようだ。塾では普通「しゃべるな、静かにしなさい。」と注意するが。「しゃべりなさい。」というのも珍しいだろう。

その後、遠くから様子を見ていると3人が話をしている。少しギクシャクしているが笑顔も見える。いい感じだ。今後の展開を見守ろうと思う。

 

さて、塾内では友達はいらないという生徒も中にはいる。勉強するのに友達は不要だと思っているものもいるようだ。しかし、我が塾は個別指導の塾ではない。集団授業の塾である。隣の生徒と友達になり、お互いを刺激し合うことが当たり前だと思っている。助け合ったり、協力し合ったり、時には冗談を言ったりとそういう関係が勉強を支えてくれるのである。いい友達を作り、いい勉強をして欲しい。できれば塾で一生つきあえる友達を作って欲しいもんですね。