TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

若い頃

先日、角松敏生の新しいCD「REBIRTH1」(といっても2013の3月頃に出てたらしいが。)を買った。

新譜を買うのは久しぶり。どうも80年代の呪縛から解放されずに昔の音楽ばかりを聞いている。さて、この角松敏生のCDは過去の曲をリメイクしたベスト盤である。ファンにはうれしい選曲と新しくアレンジまでされていて最高のベスト盤である。またジャケットにはランボルギーニまで映っていて角松の曲のイメージに見事にマッチしている。フェラーリでないところが尚いい。

 

CDの歌詞ジャケット(というべきか、歌詞パンフレットというべきか、どう呼べばよいものか、いつも悩む)の解説には、どうも若い頃の作品に対する不満があり、長い経験を通して技術や表現力が身に付いた今、自分が納得いくレベルに仕上げたということが書かれている。実際、収録された曲はほとんど80年代の曲で90年以降の曲は1つだけだったと思う。

誰しも、若い頃は勢いがあるが、粗削りである。それはそれで評価されるのだが、何年か経って客観的に見てみると恥ずかしく感じることは誰でもあるだろう。

 

私も20代の頃を思い出すとたいへん恥ずかしく、未熟なくせに偉そうなことを言ってたことを思い出すと自分を責めたくなる。それでもその時は必至だし、出せる力を全て出し切っていた。その頃に教えた生徒にたまに会うがたいへん申し訳ないというか、昔のことを話すと恥ずかしくてたまらない。できることなら、もう一度授業をさせて欲しいと思うくらいである。

 

では、現在の私はどうだろうか?

もちろん20代の頃よりはスキルは上がっているし守備範囲も広くなった。

でも、今から20年後にはまた同じことを考えているのでしょうね。