言葉
私は子供ころからお笑いが大好きで、特に吉本新喜劇と漫才が大好きでした。今は新喜劇はほとんど見ませんが、漫才はよく見ています。私がこの数年で最も好きな漫才師は「ノンスタイル」ですね。他にも個性的で実力のある漫才師は多いですが、自分としては圧…
先日、教室で「布団をかぶる」か「布団を着る」かという言葉づかいで生徒とちょっとした論争になりました。私はもっぱら「布団を着る」という方を用いるのですが、頭までふとんに入るときは「かぶる」と言い、首までの場合は「着る」と使い分けているのです…
コミュ力にぶら下がってくる力だと思うが、説明力の高さは非常に大事だと思う。ほとんどしゃべらなくてもいい仕事もあるが、なかなかそうはいかない。どちらかというと様々な人と接触することはさけることはできない。そして、内部にも外部にも物事を説明し…
アルファベットの小文字の「b」と「d」を間違うのは初期の学習ではよく見られることである。bookをdook、 dogを bogと書いてしまうのである。しかし、不思議なことに小文字の「p」と「q」の間違いがほとんど見ない。parkをqarkと書いたものを見たことがない…
「彼は野球が上手です。」 この日本語を言いたいことの本質を変えないで別の表現で書きなさい。 ①彼は野球が得意です。 ②彼は野球をするのが上手です。 ③彼は上手な野球選手です。 ④彼の野球の技術は高いです。 ⑤彼の野球はレベルが高いです。 ⑥彼は野球では…
最近はまた方言に興味が湧いてきて、大和弁、大阪弁、関西弁などを研究しているのですが、するとあの有名な大阪弁にまたぶち当たったのですよ。随分前に大流行しましたよね。 チャウチャウ犬かもしれない犬を見た二人の大阪弁での会話です。 A: チャウチャウ…
ジェーン(Jane)が男か女か分からない生徒が多いですね。もちろん、女性名なんですけど、(男はジョン)男だと主張する生徒が意外に多いのです。なぜかと尋ねても「なんとなく」としか言わないのですが、まあ無理もないですよね。ジェーンという名の有名人…
一人称も二人称も日本語は豊富だから奥ゆかしい言葉遣いができることは素晴らしが、同時に難しさもある。その言葉のよってはその人ととの距離を決めてしまうので慎重にならざるを得ない。これについては日本人でも気を遣うのだから、日本語を学ぶ外国人は大…
佐野元春の曲はメッセージ性が強く、聞けば聞くほどいろいろなことに気付かされる曲がたくさんあります。成人してから聞くと中学高校のときには気づけなかったことに気が付きます。もちろん、解釈は聞き手に任される部分もあるでしょうが、佐野元春はいろい…
生徒に「いぬまわりをしなさい」と言うと教室はフリーズしてしまいす。誰一人に理解できないのです。それもそのはず、この言葉は大和弁の一つ奥吉野方言だからです。奈良盆地でも、中和地域つまり大和高田、橿原、桜井当たりでは通用しますけど、それより緯…
驚くかもしれませんが、「見る」と「見える」の違いがはっきりとわかっていない生徒は多いのです。さらに、「見せる」が入ってくると混乱していますね。もちろん上位層にはほとんど見られせんが、偏差値50台以下の生徒は心配ですね。さらに、「~します。…
注意したり叱ったりすると、「だって~」と言って、言い訳をしたり、理屈をこねる子供がいます。こういう子供は何度も何度も「だって~」というものです。そして、我を通そうとしたり、通らなければ拗ねてしまったりすることもあるでしょう。こういう子供に…
最近の緊迫した半島情勢に関連して、シェルターという言葉を聞くようようになった。 shelter:避難所・隠れ場・収容施設など。 ちなみに、air -raid shelterとすれば防空壕となる。実際には「核シェルター」というふうに使われている。核攻撃や放射能から身…
アジェンダ、スキーム、コンセンサス、コンプライアンス、エビデンス、ソース… まあ、こういうのはいつの時代にでもあるものですが、最近はひどいような気もします。特にビジネス用語がたいへんですね。もう本当にどういう意味なのかわからない言葉も多いで…
やっと春になったという感じですね。英語でいうSpring has come.という表現がしっくりきますね。この表現は現在完了形ですから現在の気持ちを内包した表現です。言葉にははっきりと表していませんが、「やっと春がきてうれしい!」という現在の感情が込めら…
「ケセラセラ」と言う言葉があります。スペイン語に由来するフレーズのようですが、「なるようになる」と訳されていますね。英語ではWhat will be, will be.となりますね。 「なるようになる」と言えば投げやりな雰囲気が漂いますが、この言葉は使う人によっ…
先日、小学生の授業で宮沢賢治の「オツベルと象」を音読練習していました。物語の最初の方で、「…その白象がやってきた。白い象だぜ、ペンキを塗ったのでないぜ…」という一節があり、この終助詞「ぜ」の連続使用と、この語調がコメディアンのスギちゃんそっ…
塾や予備校界隈ではこの「夢は逃げない、逃げるのはいつも自分」という言葉を見聞きする。大きく書いて壁に貼ってる予備校などもあるし、ネットでもよく見かける言葉である。どうやら、このフレーズは名言扱いされているようだ。「なるほど、上手いこと言っ…
完全に受験に便乗した商法ですが、こういうのはあまり不快感がないのですよね。むしろ微笑ましいというか、緊張感をやわらげてくれますからね。バカバカしくて呆れるものもありますが、「なるほど」と思えるものもあり逆に楽しんでいます。開発陣のセンスに…
先日の小6の英語の授業で生徒に「これ」と「あれ」に違いは何かと尋ねると、なんと「これは自分の物で、あれは他人のもの」という予想外の返答が返ってきてびっくりもしましたが、結構面白くて笑ってしまいました。しかし、分からなくもありません。この回…
小学生の間は多少漢字が苦手でもなんとかごまかしは効きますが、中学生以上になると、漢字が苦手、漢字ができないと、学力全体に大きな影響が出てきます。新しい学習内容の理解や定着がたいへん困難になるものです。特に、社会や理科では苦労するでしょう。…
随分と前の歌です。1985年頃だったでしょうか、佐野元春の「Young Bloods」という歌が随分流行りました。たいへんいい曲で今でもたまに聞くのですが、聞くたびに深みを感じますね。特に、歌詞の中に「鋼鉄(はがね)のようなWisdom 輝き続けるFreedom♪」…
豊かな語彙は学習の基礎を確固たるものにします。学年が上がると理科や社会もより専門的になり、かなり難しい用語が飛び交います。しかし、漢字の理解が深ければ吸収は比較的容易になります。いや、むしろ漢字力が貧困だと専門用語の習得はほぼ無理でしょう…
「ピクニック」って何ですかと尋ねると、実は意外に的確な答えは返ってこない。 先日、中1の生徒にこの「ピクニック」とは何かを尋ねてみたのだが、生徒たちの返答は以下のようなものであった。 ・外へ行くこと ・うろうろすること ・山へ行くこと ・外で遊…
いろいろな「勉強する」がありますね。最も大事なことは何でしょうか? ・がむしゃらに勉強する ・一所懸命に勉強する ・必死に勉強する ・寝ないで勉強する ・たくさん勉強する ・人よりも勉強する ・一秒を惜しんで勉強する ・遅くまで勉強する ・別人のよ…
先日、仕事帰りにコーヒーが飲みたくなって、コンビニに立ち寄った。店に入って書籍コーナーの前を通るときに、敬愛する本田宗一郎氏の本が目に飛び込んできた。その本の帯に「迷うな。好きなことをやれ。」と書いているのを読んで、突然元気がわいてきたの…
蝉しぐれ遥かすだれごしに 水を打つ夏の夕暮れ 石が川面を跳ねるようにときめいた君を想って 我々の世代ならお分かりになると思いますが、これは、村下孝蔵の「陽だまり」の最初の部分です。確か1985か1986年頃の古い歌なので、今の若者は知らないでしょうね…
「なぞなぞ」を国語辞典で調べてみた。(久し振りです)以下のような説明があった。 ・「あることばの中に別の意味を隠して問いかけ、その意味を当てさせる遊び。「何ぞ何ぞ」の意から/明鏡国語辞典第2版(大修館書店) ・「まともに答えると正解にならない…
キットカットに始まりこういった縁起物商品が受験のシーズンには店頭にたくさん並んでいます。本当に一種の風物詩のようになりつつありますね。ばかばかしいと見向きもしない人もいるでしょうが、別にいいじゃないですか。私はこういうのが好きです。緊張し…
子供の頃、使っていたクレヨンかクレパスかは忘れたが、その中に「灰赤紫」という名前の色があった。あまりにも印象的な名前だったので、すぐに覚えてしまった。特に好きな色というわけでもなかったが、強烈に心に残ったのである。確かケースの右端にあった…