TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

英語

最強のパワーワード「gorilla」

「gorilla/ゴリラ」という単語は小学生に英語を教えているとちょこちょこ登場します。 別に珍しくもなんともない単語ですが、実はすごいパワーワードなのですよ。この単語が出てくるだけで生徒たちは笑うのです。フラッシュカードなどにイラストが描いてあ…

英語の教科書を作るのにかかわる外国人が少な過ぎる

中学校で使われている英語の教科書も昔と比べると随分とよくなりましたし、内容もより会話・口語表現を意識した内容になりつつあります。また、それでけではなく、前回の改定からはレベルも引き上げられ、かつての内容とはおおきく異なります。単語1つを取り…

英文法は要らない?

英文法は忌み嫌うべきものか 昔から英文法を否定する人は結構います。テレビなどでも大声で批判している人は依然として多いですし、インターネットでは英文法を否定する内容のページは多くあります。 そういう人たちが決まって言うのがこれですよ。 「英文法…

それくらいで「神授業」とは恥ずかしい

ちょっと古いのですが、スタディサプリのCMで 「onは『上に』じゃなくてはスタディサプリでは『接触』。くっついているときにonを使うんだ…」 という関先生の説明のあとに「神授業が…」とナレーションが入るものがありましたね。半年か、一年ほど前かな。生…

参考書は現在完了の「経験」の説明が雑すぎる

意外に雑な説明の参考書 高校生が使う文法書はいろいろなものが出ていますが、どれもこれもよく似ています。本の大きさも内容も本当によく似ていますよ。これは問題集などの教材にも言えることですが、違いを見極めるのはたいへん難しいのです。どれにするか…

Japanの語源を知らなくても問題はないですが…

Japanという単語は英語ですが、誰でも知っているのでもはや日本語と言ってもいいくらいです。実際、スポーツでは「侍ジャパン」や「なでしこジャパン」とかよく言ってますよね。ですから実になじみのある単語なのです。勉強としては英語の授業で習いますが、…

小学生英語のテキストには不定詞も出ますよ

来年度から使う小学生英語の教材の見本を見ているのですが、相当なレベルですね。小学校で使われる予定の「We Can」という教材に合わせて作ってるようなので、いろいろなことが想像できます。小6用の本を見てみると、文法事項は過去形や不定詞が普通に出てい…

「teamにはinではなくてonをつけるんだよ」と言われて、サクッと受け入れる生徒は優秀すぎる

先生:「チームで」というときは、「in the team」ではなくて「on the team」と「on」 をつけるんだよ。間違えないように気を付けましょう。 生徒:わかりました。普通は「in the club」 や「in the class」 というのに、これは 「on」か。これは特別だから…

どうする小学生の英語…

2018年から小学英語が移行措置期間に入り文科省が作成した「We Can」というテキストを使います。しかし、移行措置期間は現行の時間割のままなので授業数を確保できません。短い時間をつなぎ合わせて何とか時間を確保するだろうという見方が大半ですが、正直…

できる生徒が生き生きとしている塾がいい塾だと思う

うちの塾では小学生の英語でも音読をやらせています。100語程度の簡単な英文(といっても中学1年終了レベル)を何度も読ませています。3段階の評価ができるようにタイムを決めて各生徒ががそれぞれの目標に向かって練習してきます。そして、授業中にテストを…

来年から、小学校の先生は大変でしょうね、英語をどうするのか…

小学校の先生は、これから英語を本格的に教えないといけないですから大変ですよ。若い先生は柔軟性がありますからね、新しいことにも対応しやすいですが、40歳以上の先生は柔軟性は低下していますし英語も忘れていますし、相当つらいですよ。英語の知識はも…

勘違いを甘く見てはいけないよ

though, through, thoughtの3語は発音もややこしいのですが、見間違えたり勘違いもしやすい語である。もちろん、優秀な生徒はこれごときには引っかからないですが、学力が中間層の生徒には厄介な語なのですよ。そもそもこの3語は品詞が全く違いますから勘違…

級取得が目標ではない

入試制度の改革に伴い英語検定が注目ですが、果たして本当に学力を計れるのでしょうか?例えば3級は中学卒業程度ということになっていますが、中1・中2で英語が得意な生徒は取得できますし、中3で英語の学力はそれほど高くなくても、少し勉強すれば1学期で取…

tillとbyの区別の仕方

高校入試の英語では、頻出の前置詞の問題として、「till~/~まで」か「by~/~までに」かを選ばせたり書かせたりする問題がある。tillは継続、byは完了を意味するのだが、これがなかなか覚えられない。それなりに説明はできるけど、中学生は長い説明は受…

必死で英単語を覚えること

今、6年生には英単語のスペルを覚えさせているのですが、それはもう大変苦労しています。何度も書いたり、頭に浮かべたり、スペルをつぶやいたり、友達と言い合ったりして必死で覚えようとしているのです。orangeのような単語は「オランゲ」という具合にロ…

中秋の名月

今日は中秋の名月ですね。今のところ(15:30現在)いい天気ですが、どうでしょうかね。楽しみですね。 さて、中秋の名月は英語でなんと言うのでしょうか…そのまま英語に訳すと、「mid-autumn moon」となりますが、本当にそのままですね。調べてみると、「har…

withBの威力

いつの時代も子供は芸能ネタに敏感です。人気の芸能人に関することを話題にするとものすごく喜びます。ジャニーズのことを話題にすれば女子は大喜びですし、お笑い芸人に関することも驚くほど受けがいいのですよ。ここ数か月の間、ブルゾンちえみが大流行で…

fallとautumnのどっちを覚えるか

中1の間に「秋」の単語はfallとautumnの両方を学習しますが、この単語を生徒がどう対処するかでその生徒の学習姿勢は露わになりますし、1年後の英語の伸びもよくわかります。 言うまでもなく、両方きっちりを覚える生徒は、勉強に対してたいへんまじめですし…

習っていないから…と言って

「習っていないからできません」と言って学校のワークに手を付けない生徒がいるのですが、塾では先にやっているので、おかしなことを言うと思って尋ねるとと、学校の先生に先に進めると怒られると言うのですよ。どうやら学校で習った直後にやらせたいような…

下弦のD

アルファベットの小文字の「b」と「d」を間違うのは初期の学習ではよく見られることである。bookをdook、 dogを bogと書いてしまうのである。しかし、不思議なことに小文字の「p」と「q」の間違いがほとんど見ない。parkをqarkと書いたものを見たことがない…

英語が伸びる生徒の特徴

「彼は野球が上手です。」 この日本語を言いたいことの本質を変えないで別の表現で書きなさい。 ①彼は野球が得意です。 ②彼は野球をするのが上手です。 ③彼は上手な野球選手です。 ④彼の野球の技術は高いです。 ⑤彼の野球はレベルが高いです。 ⑥彼は野球では…

エレンは男か女か

ジェーン(Jane)が男か女か分からない生徒が多いですね。もちろん、女性名なんですけど、(男はジョン)男だと主張する生徒が意外に多いのです。なぜかと尋ねても「なんとなく」としか言わないのですが、まあ無理もないですよね。ジェーンという名の有名人…

「have been to~」はどうして「~へ行ったことがある」となるのか

この「have been to~」は極めて重要なのですが、実は納得いく説明を受けることができない表現の代表ですよね。「大事だから暗記しなさい」で終わります。まあ、これくらいは丸暗記すればいいのですが、丸暗記では直ぐに忘れてしまいますからね。できれば納…

時制を学習していると生徒の性格がよくわかる

今の中2の英語は「時制」を学習しています。現在、過去、未来、進行形などをまとめた単元です。クリアしたら簡単なんですけどね、中2にとってはもうたいへん難易度の高い単元に見えているのです。私は毎年この単元は徹底的にやります。分かるまでできるま…

単語を覚えることは勉強か…

当然、単語を覚えることは勉強です。しかし、試験勉強全体からすると一部のことです。また、基本中の基本になりますから、これをちゃんとやらないと次の勉強は進みません。ですから、勉強ではありますが勉強の中心ではありません。入口です。準備と言っても…

「~」は非常に大事

当然のことですが単語を暗記するときには「~」も覚えないといけません。例えば、「be good at ~ / ~が得意である」となりますが、この「~」の有無や位置を正しく認識しておかなければ当然このイディオムは使えません。「~be good at」の可能性も無いわ…

そないに怒りますか…

私は中1くらいの頃、英語が全く出来なくってまともな点数を取っていませんでした。昔の定期考査ですから、簡単なんですよ。今の問題と比較するとアホみたいなテスだったのです。また地域的にも難しくはなかったのです。市販の教科書ワークみたいな問題集を…

「見る」と「見える」とか「した」と「していた」とか…

驚くかもしれませんが、「見る」と「見える」の違いがはっきりとわかっていない生徒は多いのです。さらに、「見せる」が入ってくると混乱していますね。もちろん上位層にはほとんど見られせんが、偏差値50台以下の生徒は心配ですね。さらに、「~します。…

Spring has come!

やっと春になったという感じですね。英語でいうSpring has come.という表現がしっくりきますね。この表現は現在完了形ですから現在の気持ちを内包した表現です。言葉にははっきりと表していませんが、「やっと春がきてうれしい!」という現在の感情が込めら…

factoryとfaceの共通点は…

授業でfactoryが登場すると、faceを引き合いに出して説明をします。実はこの全く異なるように思える単語には共通点があるのですよね。ご存知の通り、factoryは「工場」でfaceは「顔」ですから、何を言っているのかと思われる方も多いでしょう。なんと「fac」…