TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

国語

知らない単語は調べるタイミングが肝

すぐに調べるな 勉強していると知らない語が出てくる。当然、調べないとわからないが、調べればいいというものではない。この調べるにも大切なことはたくさんあり、それらを意識するだけで後々大きな違いが感じられることになる。 その大切なこととは「調べ…

「漢字の読み飛ばし」は意外にある

随分と前に低学力の生徒を教えたとき、驚くべきことを口にした。 「僕は漢字をほとんど読み飛ばしている」 その生徒は中3だった。単に学力は低いというだけでなく、中3の割には語彙力は低く、思考力も弱い。そして、漢字をほとんど知らない。小学生の低学年…

国語の勉強の仕方

国語の勉強で大事なことは「教科書を何度も読む」ということ。特に小説なら本当にそうして欲しい。二回や三回でなく十回くらい読むといい。できればもっともっと読んで欲しい。覚えてしまうくらい読んで欲しいし、仮に覚えても支障はない。むしろ好ましい。 …

「何してけつかる」の「けつかる」って何?

関西弁には「けつかる」という汚い言葉があるのですが、明石家さんまさんがテレビでたまに「何抜かしてけつかる」のような感じで使っているので、聞いたことがある方も多いと思います。最近、日常生活ではほとんど聞くことがなくなりました。非常に中のいい…

マジンガーZ対けっこう仮面の一場面

私はこの漫画のことも作者のこともよく知らないのですが、この画像がツイッターなどで回っていて、たいへん話題になっています。こんなことをわざわざ書く作者のセンスが好きですし、多くの方がこの場面のさまざまな思いを表現しているのも面白いと思いまし…

助数詞を教えながら思ったこと

先日、小6に助数詞をしっかりめに教えたのですが、国文法をがつがつやるよりも、よっぽど日本語の理解に役立つだろうと思いましたね。漢字だけを学ぶのではなくて助数詞で漢字を学ぶと効果があると思います。本質がわかると面白いのです。例えば、雷の場合、…

人生の半分を損している…

私はこの「人生の半分を損している」というフレーズが嫌いだ。なんなんだろう、人生の半分って。例えば、「USJへ行ったことがない」または「アワビを食べたことがない」などと言ったときに、相手から返されるのだ。ということは人生の半分はUSJなのか…

楽しいオクシモロン

日常会話でも頻繁に使わている「急がば回れ」のような一見矛盾した表現をオクシモロン(対義結合)と言います。難しい言葉だと「撞着語法」と言うようです。(撞着:つじつまが合わない事)普段、あまり意識はしていませんが、このオクシモロンはたいへん多…

「おさらい」っていい響きですよね。

「復習」というよりも、「おさらい」といった方が美しく響きますし、同時に優しくも感じます。それは、「おさらい」という言葉が大和言葉だからです。漢語ではなく日本に古来からある言葉なんですよね。ですから、我々日本人には遺伝子レベルでしみこんでい…

筆順の大切さ

学力が極端に低い生徒に見られる共通のことがあります。それは、「めちゃくちゃな筆順」です。漢字を知らないというのはよくありますが、何でもない漢字の筆順が驚くほどでたらめなのですよ。当然ながら文字は右から左へ上から下へ書くのが基本ですが、そう…

「漢字が苦手」は漢字が苦手だけでは済まない

小学生の間は多少漢字が苦手でもなんとかごまかしは効きますが、中学生以上になると、漢字が苦手、漢字ができないと、学力全体に大きな影響が出てきます。新しい学習内容の理解や定着がたいへん困難になるものです。特に、社会や理科では苦労するでしょう。…

国語ができないと言っている生徒は・・・

国語が苦手、国語ができないと言っている生徒の多くに見られるのが、圧倒的に勉強不足だということです。恐らく、最も軽視されている科目だと思います。下手すると、実技教科より軽視されているかもしれませんね。ですから、基本的に試験勉強のときも後回し…

攻略本でもしっかりと読めば…

最近のゲーム事情には疎いので、なんとも言い難いのですが、かつてはゲームを最後までやりきるためには、「攻略本」というものが必要でした。特にロールプレイングゲームでは当たり前でしたね。それほど、ストーリーやシステムそのものも複雑だったのですが…

語彙の種まき期間

豊かな語彙は学習の基礎を確固たるものにします。学年が上がると理科や社会もより専門的になり、かなり難しい用語が飛び交います。しかし、漢字の理解が深ければ吸収は比較的容易になります。いや、むしろ漢字力が貧困だと専門用語の習得はほぼ無理でしょう…

「ピクニック」って何?

「ピクニック」って何ですかと尋ねると、実は意外に的確な答えは返ってこない。 先日、中1の生徒にこの「ピクニック」とは何かを尋ねてみたのだが、生徒たちの返答は以下のようなものであった。 ・外へ行くこと ・うろうろすること ・山へ行くこと ・外で遊…

「読解力」と言う前に

よく読解力がないので数学の文章題ができないというのを耳にする。確かにそうである。何を言っているのかわからないと問題が解けないし、しっかりと読まないと、何を答えるべきかはわからない。しかし、読解力の問題もあるが、読解力がないのはワーキングメ…

「辞書を引きなさい」と言うだけでは辞書を引きません

「勉強しなさい」と言うだけで勉強はしません。 「本を読みなさい」と言うだけ本を読むわけがありません。 「辞書を引きなさい」と言われて素直に辞書を引くのは上位の一部だけです。 どれもこれも生徒にきっちりとさせるためには「目的・方法・メリット」な…

常に求められる国語力

問題文の読み間違えであれば気を付ければいいのだが、問題文の意味が正確に理解できていないと話にならない。何度も反復して慣れることは大事だが、言葉の意味を正確に理解しておかないと、少し問題を変えられるとまた間違うかもしれない。教えていると、教…

国語の勉強

国語という教科はどうしても、「捨てられがちな教科」である。最初から後回し教科NO.1、最終的に時間が無くなったので、漢字しかやっていないということも珍しくない。最悪は「ノー勉」ということもありうる。やっかいなのが標準以上のレベルの生徒であれば…

北原白秋「五十音」

この詩をリズミカルにある程度の速さで詰まらずに音読することはかなり難しい。結構な集中力が求められる。(大人でも失敗します)だから、失敗せずに一気に読めるとたいへん気持ち良い。 昨日、小学生にこの詩を音読させた。最初は何ヶ所かつまったり、読み…